8月29日に「こども食堂防災研修in熊本県」を嘉島町の嘉島町民会館において開催しました。
これは、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ様(以下、むすびえ)において2019年より継続して実施している『こども食堂防災拠点化プロジェクト』を熊本県で開催したもので「こども食堂が地域の多世代交流拠点として機能し、防災の力でも地域で必要とされる社会を作ること」を目的としています。
今回の研修では、第一部 座学、第二部 訓練(子ども食堂開催中における火災を想定した避難訓練)をむすびえから防災士でもある久保井千勢様を講師に迎えて行いました。
また、第三部では熊本県八代市においてNPO法人「球磨川アドベンチャーズ八代」代表や、令和2年熊本県南部豪雨災害発災直後から災害復旧活動に従事し、現在は、「ボランティアネットワーク エイト」代表として、八代市の高田地区、松高地区において「子ども・地域食堂 楽土」や、地域の商業施設におけるイベント開催、能登半島地震の後方支援など地域や災害に寄り添った活動を続けておられている村上光三郎様に『水害支援・地震支援の経験から考える防災・災害支援の在り方について』というテーマで講話をいただきました。
「子ども食堂」は、さまざまな形で開催されていますが、すでに多世代交流の場として、大量調理や食事の提供、物資の保管や配布など地域に根付いた活動となっています。
その中でさらに防災に対する正しい知識や意識を付加することにより、より安心安全の提供ができ、地域にとってより重要な場所として認知して貰えるのではと考えています。
今回の研修が、熊本県内の子ども食堂における防災機能の向上につながるものとなることを願うとともに、防災意識を持ち続けてもらうため継続した学びの場を設けていきたいと思います。