団体概要
代表挨拶
Greetings

一般社団法人熊本県こども食堂ネットワーク 代表理事
代表理事 島田 万里
Masato Shimada
この度、熱い思いに賛同した役員と熊本県内で子ども食堂・地域食堂を運営する有志で「地域において子どもから高齢者に至る世代への支援活動及び、推進する諸団体をサポートすることを主目的とし、生活福祉の向上に寄与すること」を目的とした『一般社団法人熊本県こども食堂ネットワーク』を設立しました。
かつて、この国では、多くの家族や親族、近隣住民等で食卓を囲み、たわいもない話をしながら、温かい食事をする風景が当たり前のように広がっていました。しかし、時代は流れ、産業技術が進歩すると共に、この国が活気づいていく一方、1980年代以降から核家族化が進み、いつしか当たり前の風景は変化していきました。 目覚ましい成長で発展を続けてきたわが国ではありますが、同時に、格差や貧困、地域コミュニティの衰退などの社会課題が生まれてしまったことも紛れもない事実であります。
その中で、2008年頃から「子どもの貧困問題」が社会的に注目されるようになり、孤食や欠食の子ども達のために食事の場を提供する活動も徐々に始まりました。 その後、さまざまな地域で活動が広がり始め「子どもが一人でも入れると同時に、大人も入っていい場所」という意味で「子ども食堂」が誕生したと言われています。 今も解消されることのない社会課題、度重なる災害、そして今回の新型コロナウィルスの感染拡大等により、この国に生きる子ども達を含めた多くの人々の安心安全な食や生活は脅かされる一方、この状況を少しでもより良い方向へと導くべく、多くの人々が協働してきています。
それぞれの人々が揺るぎない思いを持ち、絶え間ない行動力で、愛すべき子ども達、地域の人々のために日々尽力を続けていることで、豊かな暮らしづくりと地域社会の発展のために歩みつづけているのだと感じています。 その歩みの中で同じ想いを持つ者がしっかりと手を取り合い、共に成長し合い、共に新たな可能性を見出すことが出来るような集いの場を提供したい。 これからの熊本の明るい未来を共に語り合い、創造するために、ご一緒頂ける『仲間』が、より多く集い頂けることを私たちは願っています。
わたしたちの活動の目的
OUR PURPOSE
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福祉の入口
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子どもたちをはじめとした利用者の困りごとを行政や専門機関へつなぐ「いちばん最初の窓口」を目指します。
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圏域の子ども食堂
ネットワークとの交流・連携 -
子どもたちをはじめとした利用者の困りごとを行政や専門機関へつなぐ「いちばん最初の窓口」を目指します。
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行政・社協との連携の推進
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県・市町村・社会福祉協議会と連携して円滑な子ども食堂の支援ができるように情報交換や、ともに学び合う機会を創出します。
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子ども食堂を
「社会参画の場」に -
企業や個人が子ども食堂を支援することで、利用者や地域の皆さまと深い絆で結びつく「社会参画の場」となるよう環境を整えます。
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利用者や応援団を増やす
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積極的な周知・広報活動に取り組み、子ども食堂の活動が県民に広く認知され、利用者や活動を支える応援団が増加することを目標とします。
一般社団法人熊本県こども食堂
ネットワークについて
ABOUT
- 目的
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一般社団法人熊本県こども食堂ネットワークは、定款にて『地域においてこどもから高齢者に至る世代への支援活動及び、推進する諸団体をサポートすることを主目的とし、生活福祉の向上に寄与することを目的とする。』としている。このネットワークがあることで、各地にこども食堂が広がり 、地域の活性化やコミュニティの形成が進み、様々な家庭環境の人たちが暮らしやすい地域・熊本となることを目的としている。
- 創設
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令和2年8月17日
- 組織
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◆理事会
代表理事 島田 万里(前熊本県信用組合 理事長)
理 事 三好 正太(旭緑化開発(株)専務取締役)
理 事 竹下 紀子(子ども地域食堂おうち食堂竹ちゃんち)
理 事 黒川 卓臣(事務局)◆監 事
松田 大輔(ワイヤーママ熊本編集室 編集長)◆相談役
豊田 謙二(元熊本学園大学社会福祉学部社会福祉学科シニア客員教授)◆部 会
❶会員サポート部会
【部会長】黒川 卓臣(理事)
【副部会長】堤 雅(陽だまりの樹)❷新規開設サポート部会
【部会長】松枝 清美(こどもキッチンブルービー)
【副部会長】髙井 眞弓(Yell つながるカフェ)❸企業連携部会
【部会長】竹下 紀子(子ども地域食堂おうち食堂竹ちゃんち)
【副部会長】倉橋 恭加(料亭青柳)、松枝 清美 ※兼任 / 堤 雅)❹広報部会
【部会長】宮津 航一(ふるさと元気子ども食堂)
【副部会長】近藤 秋穂(おひさま子ども食堂)❺ファンドレイジング部会 ☆令和6年度 新設☆
【部会長】穴井 智子(だんだん食堂)
- 事業
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現在、県内各地のこども・地域食堂はほぼ単独で運営しているため、運営者の精神的・金銭的な負担は大きい。そのため、孤独になりやすい主催者の相談・情報共有・後方支援、金銭的な負担を軽減するための食材の分配や企業との連携、こども食堂を運営していくうえでのノウハウを学ぶ研修会や実習の企画、ボランティアの養成、食堂間の交流と連携を促す交流会の企画・実施などを行うために設立された。
定款に掲げている事業
1.子どもの居場所・食堂などにおける運営への支援事業
2.子どもや高齢者の生活問題に関わる支援事業
3.社会貢献に従事する団体等との連携
4.福祉・医療・教育等に係る地域課題に向けた先進的事業
5.災害時における、被災地支援事業
- 目標
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熊本県内の小学校区350カ所すべてに「こども食堂」が開設されるようサポートする