4月はお休みした会員定例会でしたが、会員様からの「(子ども食堂運営に関する)悩みを聞いてほしい!話したい!」という声もあり、オンラインでの座談会を開催しました。
今回、大きく二つのことが話題にあがり、活発な意見交換がありました。
一つ目は、3月のリアル開催での交流会でも聞かれた声ですが、「子ども食堂の箇所数が増え、それぞれの場所の活動報告を見たりすると、自分のところと比較してしまい『これでよいのか?』と悩んでしまう」や「子ども食堂に求められることが多岐にわたってきており、荷が重く感じることがある」ということでした。
それに対して、「子ども食堂の形は定まっておらず、それぞれのやり方があって良い。出来る範囲(できるしこ)で続けていくことが大切である」という話になりました。
二つ目は、新型コロナウィルス感染拡大が落ち着き感染症の位置づけが5類となった今、子ども食堂運営者としては本来の子ども食堂の形である「会食形式」へ戻して、顔の見える場所づくりを改めて目指したいという声がありました。一方で、利用する側は、感染症対策の環境や配食形式に慣れてしまい、実際に会食形式での開催を再開しても利用者が集まらないなどの現状もあるようです。
また、足腰の悪い高齢者などの足を運ぶことが難しい方々のことを考えると、完全に会食形式に戻してしまうと配食で利用されていた方々が利用できなくなるという課題もあり、さまざまな社会情勢の中で悩みながら活動を継続していることを改めて共有しました。